昨日の夕方、知り合いの家の入口に調子の悪いタヌキがもう3日間 動かないで居るから困ってるって話があった。その知り合いは昔 私が野性動物関係の仕事をしてたのを知っていたので捕まえてほしいとのこと。かわいそうでパンと水をあげたらしいが唸って食べないらしい。
今日は雨で現場が中止。今日なら朝行ける。ちょうど出勤途中の雄介に「タヌキ取り行くからそのまま来て。」「えっ?タヌキ?」
そして2人でその家に行き、タヌキ捕獲作業。はじめは怖がり唸っていたタヌキくん。どうも事故かなんかで腰を痛めているらしく、下半身を引きずっていた。唸るのをやめて、じっと私のことを見つめてくる。不安で一杯らしい。「痛いんだから言うこと聞いておとなしくしてくれ!」
それでも、捕まりたくなくて必死。5分ぐらいで、持っていった袋にやっと入ってもらい、そのまま車に積んだ。
社長「捕まえたんで持って行きます。」
すると家の人が雄介を見て「タヌキ?」
社長「はい、信楽焼の。」
雄介「………。」
厚木市の七沢にある神奈川県の動物保護センターに連れて行った。女性の獣医さんが出てくれて、捕まえた場所、捕まえたときの状況とかを書類に書き、生き死には私の方に知らせないことと、治療して回復したら保護した場所の近くで離すってことを親切な口調で説明してくれた。
ここでお別れ。怖い思いさせて悪かったね。
なんか、あの訴えるような目が頭に焼き付いたなぁ。数日、数ヶ月後には元気になって山にかえって走り回ってくれるといいなぁ。頑張れ!タヌキ。